成年後見制度

成年後見制度とは

判断能力が不十分な方々の財産と尊厳を守ります。

あなたは、判断能力が不十分になったとき、財産を奪われたらどうしよう?いつまでも人間としての尊厳をもって生活をしたい!と考えていませんか?

成年後見制度(せいねんこうけんせいど)は、あなたに代わって、法律面や生活面で保護したり支援したりする身近な仕組みです。

判断能力が不十分な方々を、財産侵害を受けたり、人間としての尊厳が損なわれたりすることがないように、法律面や生活面で保護したり身近に支援したりします。

財産と尊厳を守ります。

成年後見制度の種類

成年後見制度には、後見、保佐、補助、任意後見の4つの種類があります。

いずれも、あなたの希望を尊重し、(自己決定の尊重)、家庭環境や生活状況、体力や精神状態などを配慮して(「身上配慮義務」といいますが実際に介護等をするものではありません)、あなたにとって最も良い方法を選び支援します。

成年後見制度の種類 あなたの状況に合わせた方法で支援します。

任意後見とは

支援内容などあなた自身が契約する方法です。

あなた自身が判断ができる間に、誰に何を支援してもらうのか決定して、あらかじめ「契約書」を作成しておきます。

また、判断が不十分になる前でも支援を受けるように契約することもできます。

この契約書は「公正証書」で作成されるため、勝手に書き換えられることがありません。

判断能力が不十分になった場合は、家庭裁判所で「任意後見監督人」を選任してもらいます。

公正証書作成、後見人登記、任意後見監督人選任には、費用がかかります。

法定後見とは

補助型
最近、少し判断力が弱くなったのかと思う時があるような場合に利用できます。
補佐型
最近、判断力が弱くなったので、契約などの時に代わりに判断または行動してくれる人が欲しいような場合に利用できます。
後見型
ほとんど判断出来ないが、契約などを誰かが代わりしなければならない場合に利用できます。
法定後見のかかわり方。

いずれも、家庭裁判所に選任の申立をします。法定後見人に選ばれた人は家庭裁判所の監督を受けます。後見監督人が選任されるケースもあります。

法定後見人の仕事

ここでは、成年後見人になった場合どのような仕事をするのか見てみましょう。

最初の仕事
  • 資産状況の把握をし、今後の生活プランの作成をします。
  • 後見人の資格を証明する「登記事項証明書」を取得します。
  • 銀行などに後見届けをします。
  • 就任後1ヶ月以内に、財産目録・年間収支の見込みを家庭裁判所に提出します。
最初の仕事
日常の仕事
  • 預貯金や現金・車や家など本人の資産の管理をします。
  • 入所費用や入院費用などの費用を支払ったり、年金などを受け取ります。
  • 通帳記帳をして入出金のチェックをします。
  • 本人の生活状況に変わりがないか、何か手当する必要が生じてないかチェックします。
  • 業務内容を、家庭裁判所に報告します。
日常の仕事
特別の仕事
  • 被後見人等のために必要があれば、不動産の売却をします。
  • (居住用の不動産であれば、裁判所に対し処分許可申立もおこないます。)
  • 家の修繕などが必要な場合は施工業者などを手配します。
  • 遺産分割協議をおこなったり、施設への入所契約、病院への入院契約をおこないます。
  • 税務申告・訴訟等もおこないます。
  • 難しい場合は、専門家に依頼することもできます。
特別の仕事
最後の仕事
  • 本人がお亡くなりになったら、2ヶ月以内に遺産を確定し、相続人に報告し、同時に家庭裁判所へも報告します。
  • 相続人に対し、財産の引渡をします。
  • 成年後見等終了の登記をします。
最後の仕事

成年後見登記制度

成年後見制度を利用していることは、プライバシーの保護の観点から、戸籍に記載せず、「成年後見登記簿」に記載されます。

この成年後見登記簿は「登記事項証明書」で確認できますが、本人や成年後見人などの限られた人しか法務局に請求できませんので、プライバシーが阻害されることがありません。

成年後見登記制度

登記事項証明書には、成年後見人に与えられている権限が記載されていることがあります。

また、「登記されていないことの証明書」の請求ができますので、判断能力が不十分でないことの証明書として利用できます。

お問い合わせ先 リーガルサポートあいち事務局 052-683-6696